作品情報
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作品解説
私たちが普通ものを動かすときは、通常は手を使います。これは生得的な行動で、私達のDNAに潜在的にプログラムされた行動といえます。
私はこのような”自然なアルゴリズム”に対して挑戦し、異なる方法でものを動かす機会をつくりたいと考えています。
本作品”Sound Pong”を体験することにより、参加者はものを動かすことために、通常とは異なる器官を使うよう導かれます。本作品では、音を発することで、バーを動かすことができます。そして、バーを操るには、いろいろな方法で、色々な音を発することが必要で、いつしかSound Pongの感覚世界に没入していきます。
体験者が、Sound Pongのセッションを終えた後、体験者はセッションの記録を目の当たりします。そこではじめて、体験者は、通常の世界とは異なる様に身体を使っていたことを認識します。普段の物理世界では自然に、私達の感覚は外界に最適化されるようにプログラムされています。Sound Pongにおいては、身体があらかじめ最適化されていないにもかかわらず、Sound Pongの世界に対して、新たにSound Pongのアルゴリズムを学習し、身体が適応し、そして反応するようになるのです。